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401k (確定拠出年金)

  • 401kは、米国で発達した企業年金の仕組みであり、確定拠出型年金といわれるものの一種である。
  • 401kという名称は、米国の法律(年金の税制優遇適格要件を定めた内国歳入法)の条項名に由来している。
  • 401kの内容は①企業と社員が、社員の個人別口座に一定額を定期的に拠出し、②社員が口座資金の運用先を選択して、③税制面が優遇される形で、④退職後の資金を調達するものである。
  • 確定拠出型年金と比較される代表的な年金の仕組みとして確定給付型年金がある。
  • 確定拠出型年金と確定給付型年金を比較した場合、企業の視点から見た最大の違いはどこまで年金債務のリスクを負うかにある。
  • 確定給付型年金の場合、年金の給付水準が決まっているため、企業はその給付基準で年金を給付することに責任をもつ。従って、市場環境の悪化により運用資産が期待利回りを獲得できない場合、給付水準を維持するために企業として追加拠出を行わなければならない。
  • 一方確定拠出型年金の場合、企業は一定の基準によって社員に対して掛け金を拠出するだけであり、年金の運用は社員の責任で行われる。従って、運用の結果に責任を持つ必要がない(実際の年金の給付額金額には企業として責任を負わない)。
  • 社員の視点から見た違いは、ポータビリティである。
  • 確定給付型年金は、嘗ての終身雇用を前提とした年金設計をしている企業の場合、長期間継続して務しないと著しく不利になることがある。従って転職等をした場合不利になる。
  • 一方、確定拠出型年金の場合、転職先が確定拠出型年金があれば、社員の運用により得た年金資産をそのまま転職先企業移管できるため、転職などによる不利益は最小限に留まる。しかしながら、確定拠出型年金では、社員自らが資産運用を行うため、社員が資産運用に未熟である場合、退職金・年金を十分に得られない場合があり、リスクを自ら負う。この点が大きなデメリットになる。
  • 従って、社員に対する十分かつ継続的な金融資産運用の教育などが併せて求められる。

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