は行

パレート最適

パレート最適とは、社会学者ヴィルフレド・パレートが提唱した、資源配分に関する概念である。
パレート最適とは、資源配分において、いずれの効用も下げずにいずれかの効用を高めることは出来ない状態を意味する。つまり効用の最大化が図れている状態である。

(例)(前提)

  • ある人が2種類の財(X,Y)を消費する。
  • ○個人の消費するX財、Y財の量はそれぞれx,yとする。
  • ○個人が得る満足(効用)をuとする。
  • 個人が得る満足は個人の選好(prefer)に基づくものとする。
  • 個人の効用を得る組み合わせを効用関数という。
  • u=U(x,y)

効用関数をもとにした無差別曲線(indifferent curve)と予算制約線との均衡点をパレート最適という。つまり個人の効用が予算制約内で最大限に満たされる状態(均衡点)である。
この均衡点は一点の場合が理想的である。しかし、現実では、個人の選好は様々であり一通りの財の配分以外にも効用を高める財の配分があるため、無差別曲線と予算制約線が一点に交わるパレート最適になる可能性は少ない。この場合、パレート最適の状態が複数存在する。

 関連イベント・セミナー

お役立ち資料|エンゲージメントの向上で企業価値を最大化!ジョブ型人事制度から見るエンゲージメントの重要性

内容概要

コロナウイルスの流行や多様な働き方が広がる中で、テレワークを導入する企業様が非常に増えています。それに伴い、タスクや役割の範囲を明確にして管理する、いわゆる「ジョブ型人事制度」の推進が加速してい...

詳細内容を見る

お問い合わせ

資料請求‧お電話など各種お問い合わせは下記よりお気軽にご相談ください。

03-6231-9505

平⽇ 9:00 - 18:00(⼟⽇祝⽇を除く)