お知らせ

学生向け『就職活動支援セミナー』レポート①

秋採用・通年採用に臨む学生の方々を対象に、5月10日(木)に俳優から学ぶ就職活動セミナーを開催いたしました。

日本経済新聞にも掲載された本セミナーですが、一方では「俳優が面接対策なんてできるはずがない」、「面接で嘘をつかせる方法を学ぶセミナーか」といった声も聞かれました。

賛否両論入り混じった本セミナー、参加した学生さんから聞こえ声はどのようなものであったのでしょうか。

参加した感想として:

・表情や身振りを使って、自分の意志を相手に伝えることの大切さを学んだ。
・体験型だったので、体で実感できた。緊張した時、とても良いと思った。
・物事を伝える技術や失敗を楽しむ姿勢など、学べることは多くあった。
・伝えることと、伝わることの違いがよくわかった。

といった声。

その一方で:

・セミナーと就活との関連性がもっとはっきりしている方が学生にはわかり
 やすいかと思う。

とのお言葉も。

実は、参加した学生さんは皆、将来部長以上になりたい、起業したいと出世意欲の高い人たちばかり。
しかも、留学経験も持っている人が半数。
なぜそんな人たちが、今なお就職活動を続けているのか。

答えは「アウトプット」にあります。

参加した学生さんに、選考での課題について更に突っ込んで聞いてみると

・体験したことや学んだことを相手の質問の意図を踏まえてうまく言い表す
 ことができない。
・自己PRで伝えるべき事や、その企業への志望理由は論理的に説明できる
 が、なぜかきちんと伝わった気がしない。

といった悩みが聞こえてきました。

自分の言いたいことが体系だって整理されていなかったり、相手に自分が伝えることばかりに終始してしまっている。

今回ご登壇いただいた現役俳優の石部さん曰く、「伝える」と「伝わる」は違う。
舞台では、例え江戸時代でなくても、観客に、それも一番遠くで見ている観客に対してそこが江戸時代であると(シナリオからだけでなく)、自分の演技から理解してもらわなければならない。」

面接官が求めているのは、会社が求めているものを入社後に発揮してくれることにあります。
要は、面接官が入社後も力を発揮してくれると思うような話ができなければならないのです。

会議で話すときも商談のときも、いかに自分の提案が、その商品が魅力的であるか、相手の期待に応えるものであるかを語れなければ、相手に受け入れられることはありえません。

能力が優れていることや、知識があることと、それを実際に使ったり、表現したりすることは別物で、それにはまた違った能力や環境が必要になります。

実は、春採用に失敗する学生さんの中にも、本当は優れた能力を持っている(にも関わらずそれを表現できていない)学生さんがたくさんいるのではないかと考えています。

今回は、面接で演技をするとかしないとかではなく、アウトプットは一つの能力である、ということを実践形式で体感してもらうのが狙いでした。

次回以降も適切なアウトプットを出す方法に関して、実際の選考プロセスと紐付けながらセミナーを実施する予定です。
 
 

みなさまの会社に今年入社して来た新人や、今面接している学生の方々の「アウトプット」の能力はいかがでしょうか。
 
 
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