部下にやる気を出させるコツとは?

2016年01月20日

あなたは、最近配属になった部下のAさんに対して、ミスをしても叱らず、むしろ励ますようなコミュニケーションをとってきました。しかし、Aさんは一向にやる気を出さず、ミスを繰り返しています。我慢できなくなったあなたは、Aさんに対して「君を思って励ましてきたのにどうしてやる気を出さないんだ!」と叱責してしまいました。

叱責は良くない対応ですが、あなたはAさんに対してどのようなコミュニケーションをとるべきだったのでしょうか?

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「誰でも失敗するものなんだ。一度や二度の失敗でめげることなくやる気を出して頑張ろう。」

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「俺も君と同じくらいのときはよく失敗したものだよ。誰しも失敗を糧にして成長するものなんだこれまでのミスを糧にしていきなさい。」

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「頑張れば先輩みたいにすぐできるようになるよ。常に先輩の行動を見習って見なさい。」

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「1年後2年後にどうなっていたいと考えてる?そのためには何をすべきだろうか?」

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「1年後2年後にどうなっていたいと考えてる?そのためには何をすべきだろうか?」

やる気は、自己の納得によって喚起されます。したがって、相手の考え方は参考になりますが、最終的には自分自身が、どのように考えているかが重要です。
今回のケースのようなコミュニケーションでは、Aさんの価値観を理解したうえでコミュニケーションをとる必要があります。
つまり、相手に自分と同じ価値観があるという前提で、自分本位の価値観を押し付けてしまうようなコミュニケーションは避けるべきです。

「君のためだ」とか「頑張れ」などのコミュニケーションが良いコミュニケーションとは限りません。「どうしたいのか、どうなりたいのか、どうありたいのか」というように、相手の価値観や信念を聞き出して、ともにこれから先の将来について、真剣に考えることができるようなコミュニケーションをとることが望ましいといえます。

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