退職後も会社にカムバックできる制度とは?

2016年01月07日

以前あなたの部下で、自己都合で退職した社員が再雇用されました。またあなたと一緒に働くことになったので、本人に職場復帰の理由を尋ねてみました。 「会社が再雇用制度を導入し、退職者を対象にした求人があったため応募しました。以前ここで働いていたから職場環境もよく知っているし、もう一度働くのも悪くないと思いました」

最近はこのように、再雇用制度を導入する企業が増えているようです。さて、会社が一度退職した人材を再雇用するメリットとして、次のうち正しいものはどれでしょうか?

1

採用・研修に伴うコストを削減することができる

2

一度退職しているということで、昇格・昇給を他の社員よりも抑えることができる

3

職場環境を知っている人材なので、どの職場に配置しても差し支えない

A
1
採用・研修に伴うコストを削減することができる

これまで日本企業では、一度自己都合で辞めた人材を再雇用する慣行を持つ企業は、一部の企業を除き非常に稀でした。
しかし、近年自己都合退職者の復職に対して抵抗感は薄まっています。

自己都合退職者の再雇用には、次のような企業側のメリットがあります。
1.採用・研修に伴うコスト(適性テスト費用・導入研修費用など)の削減ができる
2.採用後のミスマッチが少ない
3.復帰した職場でのスキル・技能の習得が早期に行うことができる

一方、デメリットとしては次のような要素が挙げられます。
1.完全な円満退社であれば問題ないが、何か問題を起こして退職した人材であった場合に、元の職場に受け入れられ難い
2.復職時の処遇条件によって、社員間に不公平感が生まれる場合がある

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